「南風会」が桧山産木で机の天板製作、乙部の2小学校に寄贈
update 2005/2/1 10:46
【乙部】乙部町の乙部小学校(和田高明校長)と栄浜小学校(阿曽秀任校長)にこのほど、桧山管内産の木材で製作した学習机の天板70枚が導入された。管内外の木材や住宅メーカーで作る「南風会」(代表・山一木材工業=今金町)が、子供たちに天然材のぬくもりを知り、森林や木材への関心を高めてもらおうと製作し、両小に贈った。
天板は、管内で育ったハルニレの木を集成材に加工して製作された。
乙部小では、5・6年生の2クラスに天板を導入。同小を訪れた、山一木材工業の高橋伯奉社長は「天然の木材を加工した天板を大切に使うことで、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を固定することができます」と、児童らに呼び掛けた。
子供たちは「プレゼントしてもらった机をいつまでも大切に使います」と、お礼の言葉を述べ、興味津々の様子で、天番の表面をなでたりしながら、天然材の感触を確かめていた。
「南風会」は、山一木材工業のほか、エムエイチグルーラム協同組合(八雲町)、新居建設(今金町)、内ケ島製作所(同)、前田建築設計事務所(札幌市)の5社で組織。昨年11月には、今金町で管内産の木材を利用した新築住宅の一般公開を開催するなど、道産木材の普及や「地産地消」に向けた活動に力を注いでいる。
提供 - 函館新聞社
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