建設業低迷、DI3期ぶり悪化

update 2005/2/1 10:46

 国民生活金融公庫函館支店が31日発表した2004年度第3・四半期(10―12月)景況リポートによると、渡島・桧山管内の企業景況感を示す業況判断指数DI(「良い」とする割合から「悪い」とする割合を引いた値)は前期比1・8ポイント低下のマイナス37・1だった。3期ぶりの悪化。中でも建設業の低迷が著しく、公共事業削減の影響が深刻化している。

 業種別では、小売業が同21・9ポイント上昇のマイナス16・1とトップ。製造業も同25・6ポイント上昇のマイナス28・6と回復した。

 前期を下回ったのは、建設、卸売、サービスの3業種。建設業が同13・1ポイント低下のマイナス77・8と異様な落ち込みで、前期ゼロと水面まで浮上した卸売業がマイナス36・4と悪化した。サービス業も同23・4ポイント低下のマイナス39・5だった。

 全体では、全国(マイナス41・7)、全道(マイナス46・6)を上回ったが、次期はマイナス46・0と、さらに落ち込む見通し。改善の兆しは見られない。

 調査は、両管内220事業所を対象に12月30日、実施。127カ所(57・7%)から回答を得た。

提供 - 函館新聞社



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