データ活用提案会、道内の「食」見直す
update 2005/1/30 13:52
北海道の「食」に関する情報が盛り込まれたホームページ(HP)の活用法を紹介する「北の食文化データボックス活用提案会」(道主催)が29日、函館市柏木町の函館短大付設調理師専門学校で開かれた。HPは3月に公開される予定。
道は本年度、道内各地の食材や古くから伝わる郷土料理など、北海道の「食」に関するさまざまな情報のデータベース化に取り組んでいる。道食材の地産地消や食文化の創造などに役立ててもらうのが狙いだ。
提案会には約40人が出席した。道の担当者が道民アンケートのほか、松前町など道内17市町村で行った聞き取り調査の結果を報告。根室管内羅臼町の「サケの頭の甘露煮」などそれぞれの地域で食べられている料理と食づくりへの取り組みを紹介した。
続いて、函館短大の村元直人名誉教授が「北海道の食をみつめて」をテーマに講演。三平汁などを例に挙げ、農漁村での食材の多様性を振り返り、「昭和40年代以降、食の地域性は失われつつある」と食文化の見直しを促した。
その後、参加者は、同専門学校の北川陸雄講師の指導で、HPに載る郷土料理「三平汁」と「くじら汁」の2品をつくり、試食した。
提供 - 函館新聞社
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