大野で住民投票求め直接請求
update 2005/1/28 10:24
【大野】上磯町と2006年2月の合併を目指す大野町で27日、住民グループ「大野町・上磯町の合併の住民投票を求める会」(古俣芳衛・木下寿実夫共同代表)が、合併の是非を問う住民投票条例を制定するよう、署名簿に条例案を添えて吉田幸二町長に請求した。吉田町長は条例案に意見を添え、来月招集する臨時町議会に提出する。
求める会は、昨年12月29日に1056人分の署名簿を提出。直接請求には有権者数の50分の1(176人)の署名が必要だが、町の審査で796人が有効であると認められ、地方自治法に基づいて請求した。
木下代表は「決して合併に反対する意見だけではない。町民の意思を反映させてほしいと思う気持ちを理解してほしい」。古俣代表は「現在の状況では合併に対し住民の声が届いているとは言いがたい。民意が反映されることを願っている」と訴えた。
吉田町長は「町の将来を考え、短い期間でこれだけの署名を集めていただき、敬意を表したい。住民説明会など意見を聞く機会は十分に準備したと思っている。今後はルールにのっとり投票の是非を議論したい」と話した。
住民投票条例制定請求は27日に告示され、20日以内に臨時議会が招集される。(小川俊之)
提供 - 函館新聞社
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