松前藩屋敷、3月末まで平日無料開園
update 2005/1/28 10:21
【松前】昨年度まで冬期間閉園していた歴史テーマパーク「松前藩屋敷」は本年度から、3月末ごろまで、平日に限り無料で開園している。建物の内部には入れないが、年間通して敷地内の雰囲気を味わえることになった。
敷地内の武家屋敷や廻船問屋など、14棟ある建物は、積雪もあるためすべて閉鎖したまま。売店や各種の体験コーナーなども閉じているが、通路は無料で自由に歩くことができる。
屋敷を運営する松前観光協会(疋田清美会長)は本年度から、町の委託を受けて指定管理者に。これをきっかけに事務所を園内に移し、閉園中も同協会の職員が常駐している。
同協会によると、冬期間も本州からの個人客のほか、観光バスが立ち寄るなど客の出入りがあるという。「せっかく来ていただいて追い返すのは残念」との声があり、今月開かれた役員会で決めた。 藩屋敷は高台にあり、市街地に比べ降雪量も多いが、訪れた観光客が歩きやすいように、同協会の職員が除雪を続けている。市街地から藩屋敷に向かう道路や、敷地横にある駐車場は町が除雪に協力しているという。
同協会は、町特産の海産物を使った「マグロまつり」をはじめとする新企画を打ち出すなど、まちおこしに乗り出している。「観光客の入り込みを見ながら、新年度には建物内部を開放することも検討し、大々的にアピールしたい」としている。
松前藩屋敷は1991年、町営の体験型施設としてオープンした。本年度の来園者数は延べ約4万人を数える。
冬期の開園時間は、午前10時から午後4時まで。通常期の正式オープンは4月10日を予定。詳しい問い合わせは、同協会TEL01394・3・2439。
提供 - 函館新聞社
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