市内のデパートや大型スーパーでバレンタイン商戦

update 2005/1/27 11:10

　大切な人に贈り物をする２月１４日の「バレンタインデー」まであと３週間。函館市内のデパートや大型スーパーでは、チョコレートコーナーなどが続々設けられ、メッセージを書き込む「告白絵馬」も登場した。ピークとなる２月最初の週末に向け、各店趣向を凝らしてムードを盛り上げている。

　告白絵馬があるのはテーオーデパート（同市梁川町）。「バレンタインが近づいていることを知ってほしい」と、昨年に続き実施。各売り場をバレンタイン用のディスプレーに変更した１５日、正面入り口に設置した。ハートのイラストが描かれた紙に“告白”を書き、ピンク色の巨大絵馬に自由に張り付けることができる。絵馬は２月１５日に函館八幡宮に奉納する予定。

　「売り上げの３０％を占める生チョコレートに力を入れる」のはイトーヨーカドー函館店（同市美原）。生チョコは、１０年ほど前から徐々に人気が高まり、メーカー側も出荷規模を拡大。同店は「普段食べる機会が少なく、高級感があるのが良いのでは」とみている。

　長崎屋函館店（同）は、ネクタイやトランクスなどの衣料品と、チョコを合わせて選べる売り場を設営。「１フロアで欲しい物をそろえられるようにした」（同店）。オリジナルの組み合わせを作れることが特徴だ。

　棒二森屋（同市若松町）と丸井今井（同市本町）は、１月下旬から２月上旬にかけて売り場を設ける。棒二森屋では「働く若い女性が自分へのご褒美のため、高額の生チョコを購入するケースが増えている」という。

提供 - 函館新聞社

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