市内の指定文化財所有施設の消火設備などチェック…文化財防火デー
update 2005/1/27 11:09
「文化財防火デー」の26日、函館市教委と市消防本部は、市内の指定文化財所有施設を立ち入り調査し、消火設備などをチェックした。
市教委と西、東両消防署の職員が3班に分かれ、函館中華会館、函館ハリストス正教会や、昨年12月に合併した旧南茅部町の市南茅部公民館など、指定文化財を保管している施設21カ所を巡回。
このうち、函館中華会館では消防署員2人と市教委職員2人が合同で査察し、消火器や漏電火災警報機などの防火設備を念入りに点検した。
西消防署の天野喜章予防係長は「防火設備は規定通りに配置され、全く問題はない」と講評。施設管理者に対し、「観光施設は誰が入るか分からないので、目の届かないところは施錠してほしい」と指導していた。
市内の指定文化財は120件で、昨年12月の合併前から42件増加。立ち入り調査は27日も引き続き行い、旧戸井町を含む18カ所の文化財所有施設を回る。
文化財防火デーは1949年の法隆寺(奈良県)の火災で、金堂壁画が焼失したのをきっかけに、55年に制定されている。
提供 - 函館新聞社
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