架空請求の相談3倍に

update 2005/1/27 11:07

 函館市消費生活センター(同市若松町17)に寄せられた通信サービス関連の架空請求の相談が急増している。本年度12月末までの件数は前年度同期比3倍以上の1651件。年度途中ながら、過去最多だった前年度を上回り、初めて3000件を突破した。同センターは「不審なはがきや電子メールは無視し、絶対に相手と接触してはならない」と警告する。

 携帯電話やパソコンからアダルトサイトにアクセスしたとして、利用料金をだまし取ろうとする手口が多い。覚えのない料金の請求が突然、はがきや携帯電話の電子メールで送られてくることが特徴で、迷惑メールを開いただけで、不当な登録料金を求められるケースなど、手口も多様化している。請求者は国が関係するような公的団体を装う場合がほとんどで、実際に送金した相談者もいたという。

 架空請求の相談増加により、全体の相談件数(問い合わせなど含む)も同月末現在3038件となり、これまでで最も多かった前年度の2819件をすでに上回った。

 1月に入り、架空請求の相談は多少、落ち着いてきたというが、同センターは「2回、3回と繰り返し請求書を送られた人が、落ち着いて対処しているとみられ、実際の請求件数は依然として減少していないのでは」とみている。

 同センターは「請求者の団体は数限りないが、身に覚えのない請求は相手にせず、記載された連絡先に電話することも禁物。不安があれば、すぐに相談を」と呼びかけている。

 相談は来所、電話、ファクスで受け付ける。同センターは棒二森屋内。TEL0138・26・4646、ファクス同26・5877。

提供 - 函館新聞社



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