塩ラーメンサミット継続望む声9割以上

update 2005/1/26 10:21

 来年の中止が決まっている塩ラーメンの祭典「函館塩ラーメンサミット」について、毎年の開催を望む声が93・2%に上っていたことが、来場者アンケートで分かった。「また来たいか」には73・9%が「はい」と答えており、次回開催への期待が高いことを示している。イベントを通して函館の地域振興を考える「『函館』まちづくりフォーラム委員会」(日野隆委員長)が、昨年9月の第3回同サミットでアンケートを実施、25日に結果を発表した。

 アンケートには684人が回答した。回答者の居住地域は、函館市が4分の3に当たる75・4%。同市を除く渡島管内は13・5%、渡島以外の道内は4・7%、道外は6・4%だった。 来場回数は、初来場が半数以上を占める58・9%、2回目が25・7%、3回目が15・4%。1会場となった2回目から3回目の来場者数が17・9%増となっており、継続することで知名度、集客力を上げていたことが分かる。

 「また来たいか」に「はい」と答えた人は73・9%。意識を裏付けるように、来場回数別では初来場が68・4%、2回目が80・0%、3回目が84・8%が「はい」と答えている。回を重ねるごとに次回への期待が高まっており、日野委員長は「固定的なファンがいる」と分析した。

 同日「『大門(駅前)』で買い物や娯楽をするか」の問いには、57・9%が「買い物」すると答えた。これに「映画」と「パチンコ」を加えると73・6%が、会場周辺でなんらかの購買活動をしたことになり、イベントが地域へ経済効果をもたらしていることも明確になった。

 アンケート結果は25日に同実行委が函館大学で開いた会合で発表した。3月5日に開催するまちづくりフォーラムに向け、当日行われるシンポジウムについて最終調整した。

提供 - 函館新聞社



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