雪中でパークゴルフ楽しみませんか?

update 2005/1/26 10:19

 「雪原でナイスショット」―。道立道南四季の杜公園(函館市亀田中野町199の2)は、園内の一部を雪中パークゴルフ場として開放している。函館パークゴルフ協会(久保幸一会長)の協力を得て整備したコースは、18ホール・全長約700メートルと本格的。スノーウエア姿の愛好者が早速訪れ、思ったように転がらないボールに悪戦苦闘しながら、寒さに負けずプレーを満喫している。

 設けたのは園内南側の芝生のスペースで、来園者の憩いの場になっている。冬期間“限定”のパークゴルフ場は、冬も楽しめる場をと昨年に続き設営。昨季は1月中旬から3月上旬まで開き、1日に多い時で100人、全体で1600人余りの利用があったという。

 コース造りには、3年前に市民の森で雪中パークゴルフ場をつくった経験がある函館パークゴルフ協会が協力。会員ら約30人が2日がかりで整備した。道具は主に雪かき用のスコップ。雪を盛り上げてグリーンとなる部分をつくり、フェアウエー部分は足で踏み固めるなどして、手作りのコースを完成させた。

 週末などには市内や近郊から愛好者が訪れ、一面雪野原でのプレーを楽しんでいる。ボールに雪が付着し転がりにくくなるため、ボールにロウを塗るなどの雪中ならではの工夫も。初めて体験した大屋増子さん(62)=函館市陣川町=は「たくさん着こんで来たので寒くない。なかなか遠くに飛ばないのがまた面白い」と笑顔で仲間とのラウンドを楽しんでいた。

 毎日のようにコースを回り、維持にも当たる同協会の笠原博道同協会事務局長は「天候や時間帯によって雪質が変わるのでならすのが大変」としながら、「冬場で体がなまっているファンが喜んでくれ何より。楽しんでもらいたい」と話している。また、同公園事務所は「路上駐車せず、南北両駐車場を利用し、マナーを守ってプレーを」と呼びかけている。

 雪解けまでの毎日、午前10時から午後4時まで開放している。道具は各自で持参すること。問い合わせは同公園事務所TEL0138・34・3888。

提供 - 函館新聞社



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