石坂さん母娘が福祉住環境コーディネーター2級に合格
update 2005/1/25 10:29
函館市日吉町4の石坂千華子さん(42)と長女の香織さん(17)=函館工業高校建築科2年=が、第13回福祉住環境コーディネーター検定試験(東京商工会議所主催)の2級にそろって合格を果たした。2人は、昨年5月から函館工業高校で開かれた講習や補習に参加して勉強し、互いに励まし合いながら合格を目指してきた。母娘そろっての合格に「ほっとした」と笑顔を見せている。
福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障害者に住みやすい住環境を提案するアドバイザー。高齢化の進展などに伴い、注目されつつある資格で、試験では医療、福祉、建築について幅広い知識が求められる。
同校では昨年度から、希望生徒を対象に同検定試験に取り組んでいる。今回、ホームヘルパーとして働く千華子さんが「仕事に生かしたい」と、講習への参加を希望。香織さんら一般生徒とともに放課後や休日の講習を受け、7月には3級に合格。その後、2級合格を目指して勉強に励んできた。
「お母さんと一緒でやりにくかった」と語る香織さんに対し、千華子さんは「子供たちと一緒に勉強ができて楽しかった。いい経験をさせてもらった」。模擬試験の得点で常に娘をリードしていた千華子さんが「あなたも頑張りなさい」と娘にハッパを掛け、香織さんも「お母さんには負けられない」とライバル心を燃やして頑張ってきたという。
同校建築科長、対馬誠教諭によると、同試験2級は合格率32・5%と難しく、「高校生の合格は特に少ない」という。同校では本年度、石坂さん親子を含め15人が合格している。
提供 - 函館新聞社
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