南茅部町森林組合が、はこだて広域組合に合併申し入れ

update 2005/1/25 10:29

 南茅部町森林組合(千葉真一組合長、250人)は24日、はこだて広域森林組合(斉藤権四郎組合長、462人)に合併を申し入れた。

 千葉組合長が同日午前、はこだての事務局がある上磯町役場を訪ね、斉藤組合長に「合併申込書」を手渡した。

 南茅部は14日に開いた理事会で、合併を目指すことで一致しており、「経営基盤の強化が必要な上、市に2つの森林組合が混在していたので」と申し入れの理由を話す。はこだては近く理事会を開き、合併協議に入るかどうかを話し合い、2月の定期総会で組合員に報告する。

 両組合は合併により、事業や予算で道の優遇措置を受けられる「中核森林組合」への移行を視野に入れている。中核組合は現在、道内には32あるが、渡島管内では山越郡森林組合(八雲町)のみ。各組合の合併を推進する渡島支庁は「合併で体力を強化し、将来は中核森林組合に成長を」(林務課)と期待する。

 南茅部は、市の旧南茅部町地区を管轄する。組合加入面積は約2800ヘクタールで、事業総収益は年間約4300万円。

 はこだては、上磯町、大野町、函館地区の3森林組合が合併し、今月1日に発足した。自己資本金などは中核森林組合の認定要件を満たすが、常勤の役職員体制が整わず、現状のままでの移行はできなかった。組合加入面積は約1万6400ヘクタールで、旧南茅部町を含む市全域を管轄区域としている。事業総収益は年間約2億7000万円。

提供 - 函館新聞社



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