七五郎沢最終処分場の延命策効果試算まとまる
update 2005/1/24 10:16
函館市は新年度から実施する七五郎沢廃棄物最終処分場の延命策について、効果の試算をまとめた。新年度の総埋め立て量は昨年度から約5割減の14万5356立方メートルとなり、産業廃棄物の廃プラスチックの受け入れも禁止する2006年度は8万9973立方メートルまで減少すると見込んだ。これらにより、同処分場を当初計画の2016年度まで使用する考え。
市は新年度から、産業廃棄物の建設廃材や木くず、汚泥など5品目について、同処分場での受け入れを停止。一般廃棄物の不燃ごみのうち、廃プラスチックや衣類、ゴム・皮革類の焼却処理を実施する。
また、06年度から、産業廃棄物の発砲スチロールなど、廃プラスチックについても、新たな処理ルートを見つけ持ち込みを禁止する。
試算によると、覆土を含む総埋め立て量は新年度が14万5356立方メートルで、産業廃棄物の廃プラスチックの搬入がなくなる06年度は8万9973立方メートルへと大きく削減。07年度は8万4118立方メートル、08年度は7万9951立方メートル、09年度は7万6825立方メートルとなり、同処分場の利用が終わる予定の16年度には、6万8604立方メートルまで減少するとみている。
予想を上回る産業廃棄物の持ち込みや、日乃出清掃工場改修時に可燃ごみを埋め立てたことなどで、搬入が現状のまま続けば、同処分場は09年度で満杯になることが確実。このため、市は延命策を検討していた。
提供 - 函館新聞社
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