市の04年人口動態/出生数初の2000人割れ
update 2005/1/24 10:15
函館市の住民基本台帳に基づいた2004年の人口動態がまとまった。出生数は前年比107人(5・2%)減の1955人(男性1031人、女性924人)で、統計を取り始めた1953(昭和28)年以降、初めて2000人を割り込んだ。出生数のピークは74(昭和49)年に記録した5483人で、3分の1近くまで落ち込み、少子化の進行をうかがわせる。
出生数は2003年、5年ぶりに前年を上回ったが、再び減少に転じた。
死亡数は前年より34人(1・2%)増えて2818人。死亡数の方が出生数より863人多く、この数は前年より141人増えた。死亡超過は10年連続で、超過数は02年から3年連続で前年を上回り続けている。
転入は前年比219人(1・8%)減の1万1866人、転出は同491人(3・6%)減の1万2969人で、転入より転出の方が1103人多い。前年のマイナス幅は1375人で、減少幅は272人縮まった。
転入・転出による「社会増減」と出生・死亡による「自然増減」などを合わせた、1年間の総計は、マイナス1752人。減少幅は前年の1866人より114人(6・1%)小さくなった。
65歳以上の高齢者人口は6万8100人(男性2万6894人、女性4万1206人)で、全人口に占める割合は22・7%。前年より6140人増え、高齢者率は0・9ポイント上がった。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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