迫力の演奏、聴衆を魅了/市民オーケストラ定演
update 2005/1/24 10:15
函館市民オーケストラ(村本淳一団長)の第27回定期演奏会が23日、函館市芸術ホールで開かれ、大勢の観客が迫力ある演奏を楽しんだ。
エキストラ奏者を加え総勢84人が演奏。函館出身で、HBCジュニアオーケストラの常任指揮者、阿部博光さん(道教育大岩見沢校教授)を客演指揮として迎え、ボロディンの歌劇「イーゴリー公」より「序曲」と「ダッタン人の踊り」、ブラームスの「交響曲第4番ホ短調」の3曲を発表した。
指揮を振るった阿部さんは日本フィルハーモニー交響楽団に1995年まで在籍し、首席フルート奏者として活躍。同オーケストラの常任指揮者の中島眞之さんの教え子で、結成20周年記念のときにソリストとして出演したこともある。
指揮を振るったのは初めてだったが、準備期間が短い中で一体となった演奏を展開。中でもブラームスの「交響曲…」は4楽章からなる難度の高い作品で、「ち密な曲で、その特徴が演奏に表れるように指導した」という阿部さんの狙い通りに、心地よい音色を響かせた。演奏後の団員たちの表情にも安Gヒ(あんど)と充実感がみなぎっていた。アンコールにも応え「威風堂々」を締めで演奏。好演に会場から賞賛の拍手が鳴り響いた。
村本団長は「日ごろの成果を発揮することができた。さらに演奏に磨きをかけ発展に努めたい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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