函館でも節分に「恵方巻」

update 2005/1/23 13:53

 2月3日の「節分」に食べる太巻きずし「恵方巻(えほうまき)」が、函館市内でも広まり始めている。関西発祥とされる風習だが、同市内のスーパー各店は認知度の高まりから、今年は2けた増の売り上げを期待する。天候や住宅事情に左右されない風習は、函館にも根付いたか―。

 恵方巻は、輪切りにしていない太巻きで、丸ごと1本持ち、その年の縁起のいい方角(今年は西南西)を向いて、願い事を念じながら無言のまま食べると、幸運が巡ってくるとされる。切らずに食べることで「縁を切らない」という意味がある。

 イトーヨーカドー函館店(美原4)は7、8年前に販売を始めた。「風習が分からず、当初はあまり売れなかった」が、数年後に売り上げは倍増。「豆まきと違い、散乱しないのがいいのでは」とみている。昨年は約3000本を売った。「毎年2けたの伸び」という。予約客には方位磁石を付け、販売促進に努めている。

 北海道スーパーマーケットダイエー柏木店(柏木町11)は、6年ほど前から販売している。今月上旬に特設売り場を設置した。予約も好調だ。「少子化で、豆まきをする家庭が減ったのでは」。昨年は太巻き(380円)を180本売ったが、今年は300本を見込んでいる。

 同市内に2店舗を構える回転ずし店、函太郎は4年前にメニューに加えたが、現在は扱っていない。「食べづらい」「切ってほしい」などの声があり、2年前に取りやめた。だが、「要望があれば職人はつくる」と言い、店内で縁起のいい方角を教えるという。

提供 - 函館新聞社



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