「北の縄文文化学交流会議」始まる
update 2005/1/23 13:52
縄文文化を核にした地域づくりの方法を検討する「北の縄文文化学交流会議」(北海道、青森・秋田・岩手県主催)が22日、函館市五稜郭町の道立函館美術館で始まった。23日までの2日間で、青森県の三内丸山遺跡での取り組みを例に、活発に意見交換する。
この日は各道県から民間団体代表や学識経験者ら11人が出席。
民間非営利団体(NPO)「山内丸山縄文発信の会」の藤川直迪会長は、同遺跡を利用した地域活性化の調査や検討のいきさつを紹介した。「1カ所の遺跡だけでは力が小さいが、他地域と広域に連携することで魅力が増す」と力説。マスコミに取り上げられることが市民の意識向上につながることや、自治体との連絡の重要性も説いた。
これを受け、地域興しと人のネットワークづくりについて議論を展開。北大大学院文学研究科・文学部歴史地域文化学専攻の小杉康助教授は「地元内外両方の協力体制のネットワークづくりが必要」と語った。
市民約20人が訪れ、出席者のやり取りを熱心に聞き入った。23日は、この日の意見を踏まえ、さらに議論を進展させる。
同会議は2004年度にスタート。4道県持ち回りで実施する予定で、今回が2回目。1回目は昨年9月に伊達市で開催しており、2回続けて道内開催となった。05年度は青森県で開かれる予定。
提供 - 函館新聞社
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