市が町名・地番総合管理システム導入へ
update 2005/1/23 13:50
函館市は新年度から、町名や地番を過去にさかのぼって検索できる「町名・地番総合管理システム」を導入する。本年度中に関連資料をデータベース化するなどの作業を終え、4月から本格的に利用を開始する。市都市計画課は「作業の効率化につながり、市民からの問い合わせにも迅速に対応できる」と期待している。
過去の町名や地番は、会社や法人などの住所変更、法人・商業登記のためなどに必要で、官公庁などに提出する書類として同課が証明書を発行している。
同システムは、明治時代までさかのぼることができる。パソコンに調べたい住所を入力するだけで、現在の住所から過去の、過去の住所から現在の、町名や地番が即座に割り出せる。
市では、明治時代から昨年の合併前まで、市町村合併や町の統合により、計107回の町名・地番整理が行われている。このため市が管理している町名、地番の変遷に関連する資料は膨大な量となっていた。
関係資料を重層的に調査する必要がある従来の検索方法では、対応できる職員が限られる上、半日から1日ほど調査に時間を要し、繰り返される調査で資料の傷みも激しくなっていた。
同システムは、同課のほか、各支所のパソコンにもインストールされ、各部局で問い合わせに対応できる体制とする。ただし、民間による土地の分筆、合筆などによって整理された場所については検索できない。
同システムの導入事業は、国の緊急地域雇用創出特別交付金(基金)を活用した緊急地域雇用創出特別対策推進事業の一環で、昨年11月から行われている。
提供 - 函館新聞社
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