携帯から通報、住所確認は自販機で/北海道コカ・コーラがステッカー貼付開始

update 2005/1/22 13:34

 自動販売機を見れば住所が分かる―。北海道コカ・コーラボトリング(札幌市)は21日、同社が道南に設置する屋外自動販売機約3700台に、住所表示ステッカーの貼付(てんぷ)を始めた。地方自治体の消防本部でつくる「全国消防長会」の要請に基づく取り組み。通行人らが事件・事故を通報する際、近くの自販機で正確な住所を確認できることで、警察、消防の早期対応に役立てる考えだ。

 携帯電話の普及に伴い、警察や消防への通報は、携帯電話の使用率が年々増加している。固定電話や公衆電話による通報では容易に場所が特定できたが、携帯電話の場合、通報者が外出先の住所を分からず、場所の特定が困難なケースが多い。昨年1年間に道警函館方面本部が受理した110番のうち、携帯電話からの通報は55・4%を占めている。

 このため、「全国消防長会」は街角で見かける自販機に着目し、全国清涼飲料工業会など業界団体に協力を要請。2005年から全国約215万台の清涼飲料水自販機のうち、屋外に設置している約150万台に住所を表示することになった。

 北海道コカ・コーラボトリングは今月から、道内約3万3000台の自販機にステッカーの張り付けを開始。渡島、桧山管内の約3700台を含め、3月末までにすべての作業を終える予定だ。道南での作業初日となった21日は、函館市末広町の「函館西波止場」前の自販機など、市内中心部の5台に貼付した。

 同社広報部は「今いる場所が分からない時は、近くの自販機を探してほしい。110番・119番通報する際や、道に迷った方の場所確認に役立てれば」と話している。

提供 - 函館新聞社



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