道リサイクル製品認定制度創設/認定対象製品を受け付け
update 2005/1/22 13:34
道は、道内で生産されるリサイクル製品のうち、品質や環境に対する安全性など一定の基準を満たしたものを独自に認定する「道リサイクル製品認定制度」を創設した。認定製品にはシンボルマークが付く。ごみの減量化など資源循環型社会の推進のほか、製品の信頼性を高めて利用拡大を図り、企業の取り組みを促してリサイクル産業の育成につなげる。認定第一弾となる対象製品の申請を受け付けている。
製造業者の申請を受け、製品の安全性への配慮などを有識者でつくる委員会が審査する。道内で発生した循環資源(廃棄物)を使い、道内で製造された製品が対象で、道が認定した製品はマークを付けて販売することができる。道も各種イベントなどで優先的に利用を呼び掛ける。
認定申請の第一弾は、廃プラスチック類など化石系・金属系循環資源を利用した製品を対象に、2月28日まで受け付けている。道は12日から公募を始め、3月末までに認定する。製品は早ければ4月にも店頭に並ぶ見込みだ。新年度からは循環資源も、紙、木材などのバイオマス系や非金属鉱物系などに拡大する。
道が2003年度に実施したアンケート調査(一部複数回答)では、道民の89・6%がリサイクル製品の購入を「心がけている」と回答する一方で、「種類、販売に関する情報が不足」(49・7%)、「安全、安心に使用できる再生品の情報が足りない」(35・2%)との声があった。リサイクル事業者からは、課題として「資源の確保」(50・2%)、「製品の販売」(30・4%)などの意見が寄せられた。
同様の制度は03年度末現在、岐阜や大分など20県が実施している。
問い合わせは、道環境生活部TEL011・231・4111(内線24―318)。
提供 - 函館新聞社
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