函館市議会の恵山議員団が2会派に分かれて政務調査費を申請、受給
update 2005/1/21 12:36
函館市議会の恵山議員団(12人)が、2会派に分かれて政務調査費を申請、受給していたことが、20日分かった。2001年度に政務調査費が導入されて以降、議会運営上の会派と異なる会派に支給されたのは初めて。
政務調査費は市議の調査研究活動費で、1人当たり月7万円、年間84万円を会派ごとに支給。無所属議員は「1人会派」をつくって申請している。このため、合併前の03年度は議会運営上の5会派と、無所属3人による3会派の計8会派に交付された。
合併した4町村の議員団は「会派に準じた扱い」で、恵山を除く3町村は各議員団として申請。恵山では、合併前から議会運営上の会派結成を目指しながら、会派届が認められなかった4人が「新自治研究会」としての申請を決めたため、残る8人が「シーサイドネットえさん」を名乗り、それぞれ申請した。
新自治研究会の代表、坪光雄氏は「政治活動費である以上、政治理念が異なる人たちと共に交付されるわけにはいかない」と説明。福島恭二議長は「一つの議員団としてまとまってほしかったが、最後まで結成の意思が固く、条例上も認めるしかなかった」と話している。
合併後の新市議47人の政務調査費は本年度、12月から3月までの4カ月分で、計1316万円。03年度は市議選のため10カ月分の支給となり、総額2380万円(34人分)で、支出額は82・6%に当たる1965万円だった。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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