町村部の学校では初…知内高校が函館大学と連携教育
update 2005/1/21 12:35
【知内】知内高校(成田雅昭校長)と函館大学(小笠原愈学長)は19日、連携教育の協定を結んだ。今後は、同大のノウハウを生かし、英語教育や研修会の開催を軸に、協力関係を密にする。同大の高大連携先は5校目だが、町村部の学校は同校が初。
連携は、昨年11月、同大の教授が同校を訪れ、英検を受験する町内の中高生を指導したことなどをきっかけに実現。同校は毎年、生徒数人をオーストラリアに派遣し、同大は、教員免許の取得など英語教育に力を入れている。
連携教育の内容は▽同大教員による英語実務検定の対策講座▽海外派遣に備えた生徒への助言▽生徒の勤労観や職業観を育てる講義の実施▽生徒、教職員を対象とした研修会―など。
生徒が大学で科目履修することで単位が取得できる仕組みなども検討する見込みだ。同大も来年度から新しく「英語国際ビジネス学科」を設置し、同校のニーズにも合致するカリキュラムを組み、学生の確保に役立てたい考え。
同日、同大で開かれた協定書調印式には、小笠原学長と成田校長のほか、松本征八町教育長や同大の講師陣を含め15人が出席した。
小笠原学長は「(同大の)教育、研究、地域貢献の3つの機能が、知内高校との連携で充実すると確信している」、成田校長は「専門性の高い知識や視野でご指導いただきたい。今回の小さな一歩が大きな輪になれば」と語り、協定書に調印した。
調印後は、高大連携教育の推進協議会の初会合を開催し、議論を深めた。
提供 - 函館新聞社
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