トヨタジュニアテニス道南大会で山本未稀が準優勝
update 2005/1/19 10:08
【小樽】トヨタジュニアテニストーナメント2005道南大会(主催・道テニス協会、主管・小樽テニス協会)はこのほど、小樽市総合体育館で行われ、道南関係では、女子で山本未稀(HTC)が準優勝、男子の戸栗直人(函東)、女子の本谷理紗(白百合中)がベスト4入りし、2月26、27両日、札幌市で行われる全道大会への出場権を得た。
大会には渡島・檜山、後志、胆振管内の各地区予選を勝ち抜いた16歳以下の男女各24人が出場。トーナメント戦方式で、準決勝までは8ゲームマッチ、決勝は6ゲーム1セット・2セットマッチで優勝を争った。
道南からは昨年12月に行われた、今季の道南ランキング上位20人による地区予選のベスト8の選手が出場した。
山本未稀は2回目の道南大会への挑戦で初の全道大会出場権を得た。大会では最後まで本来の調子が出なかったが、我慢のテニスで決勝まで勝ち上がり、精神的な成長を見せた。「内容はまだまだ。全道では自分のテニスをしたい」と、次なる舞台に意欲を燃やしている。
現在、本通中学校2年生。母の勧めで小学1年生の時にテニスを始め、一昨年からHTCに所属。昨年の吉田杯16歳以下の部で優勝するなど急成長しており、函館地区大会では準優勝し第2代表として、2年ぶりの道南大会に臨んだ。
地区大会ではコーナーを突くストロークがさえ、強気のショットで相手を揺さぶった。だが、道南大会では「体調は悪くなかった」ものの、気持ちの面で盛り上がりを欠き、アウトやネットなどのミスショットを連発。厳しい自分との戦いが続いた。
3回戦では双方が譲らずに、タイブレークまでもつれ込んだ。ここでもミスが出て0―3とリードを許した。だが、焦らずにコースを狙う自分本来のプレーに徹して3―3に追いつくと、4―5と再度リードされたが、再び同点とし7―5で競り勝った。
我慢のプレーを続けたことで、得たこともある。「ミスが出ると落ち込み、またミスをする。その悪循環を断ち切ること」だ。同クラブには専用の屋内コートがなく、夏場のように毎日練習することはできないが、週3、4回の練習では、試合形式で追い込まれた場面など、厳しい戦いを意識した練習で、精神面での成長を目指す。
「全道大会では勝ち負けにこだわらない。道南大会では果たせなかった自分が納得できる内容を」としながらも、「やるからにはトップを目指す」と言葉を続ける。練習で得た技術と気持ちをすべて出し尽くすプレーをと、身長151センチの小さな体で誓っている。
提供 - 函館新聞社
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