檜山北部3町長が檜山支庁を訪問し「せたな町」設置を申請

update 2005/1/18 10:19

 【江差】今年9月に新生「せたな町」として合併する、北檜山、瀬棚、大成の3町長が17日、現在の3町を廃止して、新町を設置する申請書を、平沼栄二檜山支庁長に手渡した。平沼支庁長は「合併に向けてさまざまな課題があるが、3町長の尽力をお願いしたい。支庁も新生せたな町が繁栄するよう対応する」と述べ、合併後のまちづくりをバックアップする考えを示した。

 内田東一北檜山町長、平田泰雄瀬棚町長、花田千賀志大成町長が同支庁を訪れ、平沼支庁長に申請した。

 内田北檜山町長は「合併して良かったと町民が言える町になるよう努力したい」とあいさつ。平田瀬棚町長は「住民にとって新町への期待より不安感が大きい。合併特例債などの起債は思うように使うことができない。国の財政が厳しい中で十分な支援が得られるようお願いしたい」と話した。

 花田大成町長は「自治体の面積など、本道の特殊事情を考慮して、道が独自の合併支援に取り組むことも必要。支援が呼び水となり新たな合併の動きに結び付くのではないか」との考えを示した。

 道知事に対する合併申請は「函館市」「森町」などに続いて道内4番目。今年に入って初めて。3月下旬の道議会議決、知事による決定を経て、4月以降に総務相告示が行われる見通し。

 新生「せたな町」の人口は1万1216人(2004年12月末現在、速報値)で、支庁所在地の江差町の1万307人(同)を超える。町役場は現・北檜山町役場に置く。

提供 - 函館新聞社



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