わずか3週間で再発…函館少年刑務所で拘置中の男性が首つり自殺
update 2005/1/18 10:19
函館市金堀町の函館少年刑務所(桶作征二所長)で16日夜、未決拘置中の30代の男性被告が首をつり、自殺していたことが17日、分かった。同刑務所では昨年12月29日に拘置中の被告が自殺したばかりで、わずか3週間で再発する異例の事態となった。
同刑務所によると、16日午後8時半ごろ、男性が収用されていた独居房で、備品のタオルと布団カバーを結んでひもをつくり、窓の鉄格子にかけて首をつっているのを巡回中の刑務官が発見。函館市内の病院に運ばれたが、17日午前5時半に死亡した。
刑務官の巡回は15分に1回で、16日午後8時15分に見回った際には、布団の中に入っていた。男性は昨年11月下旬に入所し公判中。生活態度に変わった様子はなく、遺書もなかったという。
同刑務所では昨年12月29日に、拘置中の30代の男性被告が首つり自殺。同刑務所で拘置中の被告、服役中の受刑者が自殺したのは、1984年以来だった。
同刑務所の菊池寿総務部長は17日記者会見し、「職員に対し注意を喚起していたさなかで、誠に遺憾。なお一層、収容者の動静、心情を把握し、再発防止に努めたい」と陳謝した。
同刑務所には約930人が収用されており、このうち約30人が未決拘置中という。
提供 - 函館新聞社
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