学習机商戦本格化／パソコン置けるものや低ホルムアルデヒド素材人気

update 2005/1/17 11:43

　新入学児童向けの学習机商戦が早くも本格化している。函館市内の家具店やスーパーなどは特設コーナーを用意し、家族連れの買い物客たちが大勢、訪れている。ピークは１月下旬から２月上旬ごろで、各店の販売合戦は今後、さらに熱を帯びそうだ。

　近年はパソコンの普及を受け、デスクトップ型を置くことができるスペースを確保した商品が主流になっている。また、学習しやすいよう大型ライトを備えたり、シックハウス症候群対策として低ホルムアルデヒドの素材を使用した商品などが人気を集めている。

　イトーヨーカドー函館店（函館市美原１）は学習机やランドセル、文具など、入学に必要な商品を一括した専用の売り場を設置。相乗効果で売り上げを伸ばしている。価格帯は４―５万円台が中心だが、机とベッド、収納棚などを組み合わせたオリジナル商品も、９万円前後と高額ながら売れ筋になっている。

　ニトリ函館店（同市美原２）は昨シーズンと同様、１１月中旬に売り場を設け、約５０台を展示。２―７万円台と幅広い価格帯の商品をそろえた。最も人気が高いのは自社製品の机とイスを組み合わせた３万９９００円のセットで、品質と価格の両面から支持を受けている。

　家具の菱乃実（同市石川町２）は学習机メーカーに加え、家具メーカーの商品もそろえている。木目を生かしたシンプルなデザインなど、部屋の雰囲気を損なわず、成長しても使える製品が多いため、児童向けに限らず、大人が自ら使用するため購入するケースもあるという。（奥山秀俊、宮木佳奈美）

提供 - 函館新聞社

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