区高校バスケ新人大会/男子は函大有斗、女子は函大柏稜が優勝

update 2005/1/17 11:40

 2004年度第31回函館地区高校バスケットボール新人大会兼第16回北海道高校バスケットボール新人大会函館地区予選会(函館地区バスケットボール協会主催)は最終日の16日、函大有斗高体育館で男女の準決勝、決勝、第3代表決定戦が行われ、男子は函大有斗が2年連続21回目、女子は函大柏稜が4年連続4回目の優勝を飾った。両校と男子準優勝の函中部、女子準優勝の大妻、男子第3代表の函工、女子第3代表の函中部は2月14日から、旭川地区で行われる全道大会への出場権を獲得した。

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 「走って王座奪還」―。男子決勝は、函大有斗が持ち前のスピードで高さに勝る函中部を圧倒、大差で制した。このチームでの初対決・昨年11月の冬季大会では、攻守で函中部の高さを崩せず敗れたが、速攻とドライブによる切り込みで“壁”を撃破、王座に返り咲いた。

 「冬季大会では攻守とも走りきれず自分たちのバスケができなかった」(佐藤軍平主将)。新チーム船出の大会で頂点を譲った悔しさが、選手の目の色を変えた。走り込みの量を増やし脚力を強化。1日2試合戦える体力と走力を目指した。

 冬季大会で悔し涙を流した佐藤主将だが、この日はパスカット、3ポイントと攻守にフル稼働しチームを引っ張った。「第1クオーターから本来の動きができた」と振り返りながらも、決して気を緩めない。「全道でも途中で集中力を切らさず、走り抜きたい」。手痛い黒星を知っているからこそ生まれた力で、全道での躍進を誓っていた。

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 女子は函大柏稜が選手層の厚さと個人能力の高さで4連覇を達成。成長著しい1年生選手がチームの柱となりつつあるが、大妻との決勝戦では蛯谷みなみ主将、内山麻衣の2年生2人が攻守で気合の入ったプレーを見せ、先輩らしくチームを引き締めた。

 内山は約1年ぶりとなる公式戦スタートメンバー。「最初は緊張した」と率直に振り返るが、「リバウンドを取る」という自身の役割にひたすら徹した。蛯谷主将もパスの供給やパスカットなど、攻守でチームをコントロールした。

 得点こそ攻撃参加を増やした、ガードの菊池利華など1年生選手が担ったが、2人の頑張りが序盤からのリードに貢献した。内山は「ディフェンスしきれない時もあったが、自分の仕事はできた」と、復調をアピール。不在だった伊藤修一コーチから「プレッシャーをかけられていた」という蛯谷主将も、「負ける気はしなかった」と胸を張った。

 函館で行われた去年の新人戦全道大会では、決勝戦で札幌山の手に敗れている。「今度は絶対に勝つ」と2人。悔しさを知っている2年生と、恐れを知らない1年生の力がかみ合って、チームは悲願の全道優勝を目指す。

提供 - 函館新聞社



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