市が男女共同参画表現ガイドライン作成
update 2005/1/16 16:25
函館市は職員向けの男女共同参画表現ガイドラインを作成した。「未亡人」は使用せず、「OL」は「会社員」に改めるなど、性別による限定が必要ない言葉や、人によっては不快感を受ける表現について、職員に言い換えや自粛を求める内容。市男女共同参画課は「収めた内容はあくまでも一部で、厳守を強制するものでもない。ただ、日常的にガイドラインを利用することで、職員の意識づけにつながれば」としている。
市は「男女共同参画に関する条例」(仮称)の新年度施行に向け、条例案の策定作業を進めている。施行に向けた環境づくりが必要と判断し、若手職員10人でつくるワーキンググループが中心となり、ガイドラインをまとめた。
言葉については「主人」「旦那(だんな)」を「夫」、「奥さん」「家内」を「妻」、「帰国子女」を「帰国児童(生徒、学生)」などに言い換えるよう求めている。
また、イラストの使用も想定。仕事は男性、家事は女性、会社の幹部は男性、受付係は女性など、旧来の役割分担を感じさせる図案の使用について、具体事例のイラストを載せ、控えるよう呼びかけている。
このほか、「女性・男性のイメージを固定していませんか」など、4項目からなるチェックリストも用意。300部を印刷し、各課ごとに配布したほか、市のホームページにも内容を掲載した。
市は広報誌や各種文書の作成をはじめ、窓口や電話の対応など、業務全般に役立てていく考え。同課は「市職員が率先し、意識を変えていくことで、民間への波及効果も期待できる」と話している。
提供 - 函館新聞社
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