アイ・アンド・ディーが来月総合観光サービス事業の実証実験
update 2005/1/16 16:25
広告企画会社のアイ・アンド・ディー(函館市美原5、加藤雅仁社長)は2月、観光案内所「コンシェルジュセンター」を核とした総合観光サービス事業の実証実験を行う。同センターをJR函館駅構内に置き、函館に3日以上滞在する観光客1000人を対象に、150施設で割引きサービスなどが受けられるカードを無料で発行する。利用状況やアンケート結果から、今後の事業化が検討される。
実験は、雇用拡大を目的とする「地域雇用創出モデル構築業務」として道から委託されて行われる。補助金約850万円で、期間は同7―27日の21日間。函館市内から大沼(七飯町など)周辺にある約150件の飲食店、ホテル・旅館、土産物店などの観光関連施設を掲載したガイドブックを作製し、これに各種サービスが受けられる「コンシェルジュカード」を備え付ける。ガイドブックは各宿泊施設で配布する。
同カードを協力施設で提示すると、各施設が独自に設定した料金割引きなどのサービスが受けられる。同市内の西部地区などを巡回する「コンシェルジュバス」にも、無料で乗り放題となり、観光の利便性が高まる。
サービスの核となるコンシェルジュセンターは、午前7時から午後10時まで開設。観光客らへの函館・近郊の観光案内に対応し、問い合わせ内容や件数などの情報を集める。
同事業は、函館への定住促進に取り組む「はこだて生活産業創出研究会」(二本柳慶一会長)から提案があり、同社が実施する。同会は、3月末までにまとめられる報告書を基に、本格的な事業化を検討する。
提供 - 函館新聞社
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