子供の絵を分析し子育てアドバイス/アトリエ・プチ・ヴェールの高橋さん
update 2005/1/16 16:24
色彩心理の知識を生かして、保護者に子育てのアドバイスをするユニークな美術教室「アトリエ・プチ・ヴェール」が昨年7月、函館市内に開設された。教室では月2回の活動で子供に自由に創作を楽しんでもらう一方、色彩表現などから推測される子供の心理状態や成長ぶりが保護者に提供される。
色彩心理研究家の末永蒼生さんが主宰する色彩学校「アートランド」(東京)の提携校で、同市湯川町2の高橋東海子(とみこ)さん(44)が自宅の一室に設けた。高橋さんは、カラーコーディネートや色彩検定などを学んだ後、同校でインストラクターの資格を取得した。
「絵は心の言葉。子供が何気なく表現する絵や作品には、感情の動きや知的活動が語られている」と高橋さん。教室では、絵の具、折り紙、紙粘土、木片、フェルト、段ボールなど、50種類以上ある画材の中から子供が好きなものを選び、自由に創作。高橋さんは、作品の色や形などに反映された子供の気持ちや成長ぶりを読み取り、カルテに記録、保護者に解説している。
教室では、指導や強制はせず、子供の気持ちを優先。高橋さんによると、創作活動により想像力などを伸ばすことができるほか、「色を出すことで発散する」など、活動そのものがメンタルケアの役割を果たす面もあるという。
活動は、第2・4土曜の午後零時半から午後2時。対象は4歳以上。障害児や引きこもり、不登校などの子供も受け入れている。費用は月4000円(このほか入会金と教材費が必要)。体験アトリエも随時受け付けている(画材代1000円)。
問い合わせは、高橋さんTEL090・3110・9482。
提供 - 函館新聞社
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