山形県人会が80周年記念誌発行…あす記念式典と祝賀会

update 2005/1/15 09:42

 今年で創立80周年を迎えた函館山形県人会(阿部幸太郎会長)はこのほど、歴史紹介と会員名簿を一つにした記念誌を発行した。16日午後5時から函館市湯川町の湯の浜ホテルで記念式典、祝賀会を開き、さらなる発展を目指す。

 記念誌は50周年の時に初めて発行し、今回は7回目。80周年事業実行委員会の大石範雄委員長が中心となり作製した。阿部会長、高橋和雄山形県知事、井上博司函館市長、大森伊佐緒木古内町長などによる祝辞のほか、会の創立からの経緯、郷土への訪問旅行や毎年恒例の芋煮会の様子などを掲載している。A4判で100ページ。300冊を作製し、会員や関係者に配布した。

 大石さんによると、山形県と函館とのつながりは深く、北前船で山形県から海産物を包むわらを函館に運んだり、松前藩の警備を庄内藩が請け負ったりしていた。また、木古内町には山形県鶴岡市から多くの人が開拓で移住し、開いた町には鶴岡の地名が付けられた。道内には約15の山形県人会があるが、函館は最も創立が早いという。

 大石さんは「先人の労苦をはじめ、これまで多くの苦労があったが、郷土を愛する団結力で80年を迎えた。今後の会の発展のためにも軌跡を振り返る記念誌は大切なものとなる」と話している。

 式典、祝賀会は会員、関係者の約70人が出席予定。記念写真を撮影し、前会長の佐山サタエさんに山形県からの表彰状が贈られる。

提供 - 函館新聞社



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