04年桧山管内漁業生産状況…主力のスルメイカ、スケトウダラが不振、前年を大幅に下回る見通し

update 2005/1/15 09:42

 【江差】桧山支庁水産課がまとめた、2004年の管内漁業生産状況によると、1―12月の漁業生産量は約2万2786トン(対前年比22%減)、生産額は約59億400万円(同16%減)で、ともに前年を大幅に下回る見通しとなった。主力のスルメイカ、スケトウダラの不振が大きく影響した。

 魚種別にみると、スルメイカの水揚げ量は5584トン(同43%減)で、水揚げ額も15億2600万円(同33%減)と大幅に減少。主要漁期の7―10月の水揚げ量は前年の半分以下にとどまった。同課は「イカの来遊量が減り、漁船が他管内に操業の場を移したことも水揚げ減少の要因となっている」とみている。

 冬季が中心のスケトウダラの水揚げ量は8748トン(同12%減)で、水揚げ額は18億1200万円(同16%減)。乙部・熊石両町では数量、金額ともに前年並みだが、江差・上ノ国両町では、前年の半分程度の漁獲状況となった。

 全道的に豊漁だった、サケの水揚げ量は、前年比4・1倍の2646トンで、水揚げ額も同5・5倍の5億6200万円と、大幅な伸びをみせた。管内特産のウニは、身入りが悪かったことなどから379トン(同21%減)、水揚げ額は3億4800万円(同29%減)と減少。アワビも20トン(同47%減)で、水揚げ額も1億5200万円(同45%減)と大幅に減少した。

 管内特産種のアオヤギ(エゾバカガイ)は昨年、江差、上ノ国両町で操業が再開され、管内全体で111トンの水揚げがあった。水揚げ額は約5500万円で数量、金額ともに前年と比較して約3倍の増加となった。

提供 - 函館新聞社



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