携帯電話からの110番受理件数初めて減少
update 2005/1/15 09:41
昨年1年間に道南の警察が受理した110番のうち、携帯電話からの通報件数が前年比533件(2・8%)減の1万8242件だったことが、道警函館方面本部のまとめで分かった。統計を取り始めた1996年以来、減少したのは初めて。総受理件数は前年より439件(1・4%)増え3万2912件となり、8年連続の増加となった。
携帯電話からの受理件数は、普及し始めた96年が2532件で、総受理件数の11・9%。その後7年連続で増加し、2003年は1万8775件で、占有率57・8%に達していた。昨年は総受理件数の55・4%にとどまり、02年の56・3%も下回った。
総受理件数でトップの交通事故などの「交通関係」が、前年比207件増の6685件と伸ばす一方、道路情報などを問い合わせる「各種照会」が、同320件減の6044件にダウン。運転中の携帯電話使用で罰則が適用される改正道交法が昨年11月に施行されたため、スタート前のアナウンス効果で、携帯電話から「道を教えて」「渋滞はどこ」など安易な照会が減ったとみられる。
ただ、駐車違反や借金問題など110番に適当でない「要望・苦情・相談」は同323件増の5726件と依然多く、総受理件数の17・4%を占めた。
総受理件数は1997年から増加傾向で、昨年は1時間に3・76回、110番通報があったことになる。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。