国際線初めて10万人の大台に乗る

update 2005/1/13 10:26

 函館市がまとめた函館空港利用状況(速報値)によると、2004年の国際線旅客数が前年比1・7倍の10万3800人と、初めて10万人の大台に乗った。5年連続の記録更新で、台湾からのチャーター便増加が大きな要因。市は定期便とともにチャーター便誘致にも力を注ぐ考えだ。

 内訳は、チャーター便が同1・7倍の9万9000人と大半を占めた。このうち台北、高雄の台湾からが約80%に上り、2000年から始まった台湾での北海道ブームが持続した格好となった。

 唯一の定期便、ユジノサハリンスク(ロシア)線が同10・2%増の4800人。01年にユジノ―新千歳線が結ばれたため、02年には3700人まで大幅に落ち込んだが、サハリン開発の進行を追い風に2年連続で前年を上回っており、「回復傾向にある」(市空港課)とみている。

 同課は「台北は毎月5000人以上と安定しているが、そのほかの路線は季節にむらがある」と説明。台湾に次ぐ香港が1月と4月、仁川(韓国)が7月と8月に集中しており、「閑散期の需要喚起が課題」と話している。

 国内線は、大手各社がメーンの羽田線で減便したため前年比10・1%減の207万3400人と二けた台の落ち込み。国内線と国際線の合計では、同7・8%減の218万8400人と2年連続の前年割れとなった。

提供 - 函館新聞社



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