檜山管内の旅券申請が04年は538件で3年ぶりに増加
update 2005/1/13 10:25
【江差】檜山支庁は12日までに、2004年の管内一般旅券(パスポート)申請状況をまとめた。申請数は前年比60・1%増の538件で、3年ぶりに増加した。同支庁は、昨年までイラク戦争や世界各地で続発したテロ事件などで中止となっていた、修学旅行や団体旅行の再開が影響したとみている。
申請数を月別でみると、9月(99件)が最も多く、11月(76件)、10月(68件)が続いた。
修学旅行は、8月に大成高から16人が韓国へ、9月には熊石高から32人が韓国、瀬棚商業高から28人がアメリカに出国するなど、団体旅行の増加が目立った。3校は昨年、世界各地でのテロ発生を受けて、旅行先を国内に変更していた。
申請数が過去最低だった昨年よりも、月別申請者が前年を下回ったのは1月(前年比9・3%減)、2月(同37・7%減)、7月(同42・9%減)、12月(2・6%減)。同支庁は「2月には陸上自衛隊がイラクに派遣されたほか、イラク国内で日本人拘束や殺害事件などが相次いだため、こうした月はテロなどへの懸念から海外旅行を手控える傾向があったのでは」と話している。
管内各町別の申請者数では、江差町が137件(25・5%)と最多。次いで厚沢部町52件(9・7%)、北檜山町52件(同)、乙部町49件(9・1%)、熊石町49件(同)、上ノ国町43件(8%)が上位を占めた。
提供 - 函館新聞社
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