道中学校バスケットボール新人大会南北決戦大会…尾札部は準優勝

update 2005/1/11 10:12

 【江別】第19回北海道中学校バスケットボール新人大会南北決戦大会(道ジュニアバスケットボール連盟、道バスケットボール協会主催)は最終日の10日、江別市の野幌総合運動公園総合体育館で、男女各4校によるリーグ戦の続きが行われ、尾札部女子は2勝1敗で準優勝だった。また、個人賞では、尾札部の坂本杏紗選手(2年)が敢闘賞に選ばれた。
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 雪辱を期して臨んだ北栄との試合には勝つことができなかったが、尾札部にとっては中体連全道大会という最終目標に向けて、課題と収穫の両方を得た2日間の“中体連前哨戦”だった。「北栄には前回より点数差が開いてしまったが、練習してきたことが出せた」と小川陽コーチ。竹原聡美主将(2年)も「技術、精神両方で相手との差を埋めるためにまだまだやらなければならないことがわかった」と、顔を下げずにきっぱりと語った。

 北栄戦では、前回苦しめられた相手のカッティングからの攻撃にきっちり対応。「南大会からの練習が奏功し、ほぼ防ぎきれた」(小川コーチ)。だが、リバウンドを支配され、相手が難しい位置からも着実に得点を重ねた一方、シュートミスも重なり、差を広げられた。

 だが、最終戦の帯広緑園との試合では、運動量は最後まで落ちずに、後半、動きが止まった相手からリードを広げ続けた。エース・坂本の内外からの得点や福嶋栞(1年)の速攻など、全員が走り続けて攻め、守る尾札部らしさを失わず、「全道4強」によるリーグ戦を締めくくった。

 選手7人の“最初”の全道の挑戦は終わった。「走力、脚力、瞬発力。足りないことは選手が1番自覚したはず」と、小川コーチは、今回の経験から得た一層の成長に期待する。小川コーチから前日、自覚不足から厳しい指摘を受けた坂本も「足りないことはわかっている。プレーで応えられるようにするだけ」と話した。約8カ月後、再び全道一の座を争う戦いに挑戦しよう―と、選手は新たなスタート地点に立った。

提供 - 函館新聞社



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