「五稜星の夢」電球設置開始/学生ら120人が作業

update 2005/1/10 13:27

 国の特別史跡・五稜郭を2000個の電球で彩る「五稜星(ほし)の夢」(同実行委員会主催)のイルミネーション設置作業が9日、同所で行われた。周辺商店街の従業員や学生ら市民約120人が、長靴に軍手、サングラスといった装備で参加。厳しい寒さの中、堀の内周約1・8キロに電球を取り付けた。

 同実行委(宮下俊雄委員長)が1989年から取り組んでいる市民手作りのイベント。五稜郭の堀の周囲に電球を取り付け、星形のイルミネーションを浮かび上がらせる。ことしの点灯期間は15日から2月28日まで。

 この日は午前10時から作業開始。700本の支柱を、重さ約6キロの土のうで固定し、電線を巡らしていった。参加者は、前日までの積雪で足元が不安定にもかかわらず、手際良く、先へ先へと進んでいた。

 なお、同実行委は1口500円の点灯募金への協力を呼び掛けている。受け付け窓口は、五稜郭タワー1階のチケット売り場。募金者には礼状を送るほか、点灯日の15日と2月20―28日に同タワーに招待する。問い合わせは同実行委事務局TEL0138・52・1573(小島さん)。(小泉まや)

提供 - 函館新聞社



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