北大水産学部に建設予定のマリンサイエンス創成研究棟来年度の政府予算案に盛り込まれる
update 2005/1/9 13:43
北大水産学部(函館市港町3)に建設が計画されている研究施設「マリンサイエンス創成研究棟」(仮称)の施設補助金約6億円が、来年度の政府予算案に盛り込まれた。函館国際水産・海洋都市構想を進める函館市は、地域の大学や企業などが集う「産学官交流プラザ」(仮称)を棟内に開設する意向で、建設費として1億円程度を寄付する方針。
北大や市などによると、同棟は3階建てで、延べ床面積約1950平方メートル。同プラザはこれとは別に、延べ床面積約350平方メートル。
同棟は当初、既設の研究施設「マリンフロンティア研究棟」の2号棟として計画されたが、地域産業との連携を前面に打ち出すため名称を変更した。専門的・先端的な学術研究に取り組む施設となる見通し。
一方、同プラザは、研究成果を地元企業や大学などに還元したり、地域全体を結びつけたりするコーディネート的な役割が期待されている。
市は、同構想を進める上での重要な施設と位置づけ、寄付する方針を固めている。ただ、寄付には総務相の同意が必要。国立大学の施設建設費を地方自治体が寄付するのは全国でも例がなく、市は現在、北大や総務省などと協議を進めている。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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