市が新年度から「行政改革課」新設
update 2005/1/8 14:08
函館市は新年度から総務部内に「行政改革課」を新設し、第3次行政改革後期5カ年計画を策定し、一層の行政改革を推進していく。また、水産課と農林課の2課制だった農林水産部は、管理課を設けて3課制とし、「海」をキーワードとする新・函館市の水産行政の強化を図る。
2000年度から始まった第3次行政改革は、05年度から後期5カ年計画が始まる。合併前の函館市の行革対象はこれまでも検討してきたが、合併した旧4町村の行革については今後、本格的に検討していく。また、財団などが管理している既存の公的施設にも、06年度から導入が義務づけられた「指定管理者制度」への対応も迫られている。
行政改革課は、主にこれらの業務を所管する。これまでは人事課内の主査2人ら計3人で担当していたが、課新設後は課長を筆頭とした5人体制とする。市は「専任セクションを設けることで、これまで以上に行革に本腰を入れて取り組んでいける」(総務部)としている。
水産業を基幹産業とする旧4町村と合併した際、水産行政部門を強化するため、農林水産部は参事1級1人を含む5人を増員したが、4月にはさらに次長職1人を増やす。新設する管理課の業務は従来、水産課職員が対応していた。3課制にすることで水産課は、水産行政を専門に扱う形になる。
市総務部は「市の抱える各種行政課題に対し、メリハリをつけた組織作りに努めていきたい」と話している。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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