防災グッズ売れ行き伸びる

update 2005/1/8 14:07

 新潟県中越地震やスマトラ島沖地震、台風など相次ぐ自然災害を受け、函館でも防災グッズの売り上げが伸びている。天災を機に防災意識を高める人が少なくないようで、市内のホームセンターなどでは家具転倒防止用のポールやマット、手動発電タイプのラジオや懐中電灯、電池式の携帯電話充電器などが脚光を浴びている。

 ジャンボイエロー亀田店では、家具と天井の間に棒をつっぱらせて使う転倒防止ポールの売れ行きが好調。引越し専門店のテレビCMの影響などから、家具の下に敷いて振動や衝撃を吸収する転倒防止シートもここ最近、よく売れているという。

 このほかにも家具と壁を固定させるためのチェーンやL字型金具、家具の前床部にはさみ込んで家具を後方に傾ける安定板など、家具転倒防止グッズだけで10種類ほど扱っている。

 「大きな地震があった後は、商品が一気に売れて品切れになることもある。昨年9月に台風で停電が続いた時には電池や懐中電灯が一切なくなった」と、同店の中野敬三係長。店頭では、手動で発電や充電ができるラジオや懐中電灯、電池式の携帯電話充電器なども販売。自家発電機の問い合わせもあるという。

 ホームセンターツルヤでも売れ筋は、手軽に使うことができる家具転倒防止用のポールやシート。手動発電タイプで懐中電灯とラジオがセットになった商品もあるが、昔ながらに電池、懐中電灯、ラジオを別々に用意する人の方が多い。防災グッズと一緒に保存用の飲料水や非常食を買って行く人もいるという。

 ホーマック昭和店でも、よく売れているのは家具転倒防止用のポールとシート。このほか、ガラスの飛散防止シート、扉が開かないための固定金具なども販売している。家庭用に備える人のほか、「スーツを着たサラリーマンが職場用にと平日の昼や夕方に買うケースもある」という。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです