道南の神社でどんど焼き

update 2005/1/8 14:07

 古いお札や正月のしめ飾りなどを焼き無病息災を祈る「どんど焼き」が7日、函館市谷地頭町の函館八幡宮(中島敏幸宮司)など、道南の神社で行われた。

 一般的に小正月の15日の行事だが、道南では「松の内」の最終日となる7日に開かれる。同宮では祭礼が始まる午前9時前から多くの市民が訪れ、家内安全などを見守ってくれたお守りやだるま、正月の松飾りなどを持ち寄り、境内にある「忌床(いみどこ)」に山積みしていった。

 権禰宜(ごんねぎ)の桑原隆次さん(25)が祝詞をあげ、氏子を代表して同宮敬神婦人会の鈴木慶子さん(63)が玉串をささげた後、点火された。

 ダイオキシンの発生を避けるため、火に投げ込まれるものはビニールを外した。竹製の熊手などがパチッっと大きな音を立てて燃える中、訪れた人たちは勢い良く燃える炎に手を合わせ、煙を浴びるなどし今年1年の無病息災を祈った。

 鈴木さんは「家中にあったお札などを焼いてもらい、今年も健康で過せるように祈りました」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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