道警函本管内、04年交通事故死者数前年比7人増の40人
update 2005/1/5 11:16
道警函館方面本部は4日、昨年1年間の同管内の交通事故発生状況をまとめた。交通事故死者数は前年比7人(21・2%)増の40人で、2年ぶりに増加。年間抑止目標の35人を大きく上回った。事故件数、負傷者数は前年を下回った。
死者数は夏場まで前年並みに推移にしたが、8月に10人、10月に7人、11月に5人と急増。統計が現存する1975年以来初めて、4人が死亡する事故が起きるなど、複数の死者を出す事故が多発した。
死者数の推移は2002年が45人、03年が33人と減少し、一昨年、49年ぶりに30人台となったが、わずか1年でストップ。警察署別では函館中央署が同7人増の19人、八雲署が同5人増の9人、木古内署が同1人増の3人―の順だった。
歩行中、自転車走行中の死者は15人で、このうち高齢者は9人。自動車に乗車中の死者は25人と全体の6割以上を占め、正面衝突が9人、車両単独事故が9人だった。シートベルト非着用で亡くなったのは9人で、うち6人は着用していれば助かった可能性が高いという。
事故現場は国道が25人と最も多く、次いで市町村道8人、道道6人、高速道路1人。
交通事故発生件数は同118件(5・0%)減の2224件、負傷者数は同209人(6・8%)減の2887人だった。
05年の抑止目標は34人になる予定。道警函本交通課は「複数が亡くなる事故が多発したのが響いた。今年は速度の抑制、シートベルト着用率の向上を図られるよう効果的に取り組みたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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