新年幕開け、初売りにぎわう
update 2005/1/3 12:04
「今年こそはいい年に」―。思い思いの夢と希望が詰まった2005年が、穏やかに幕を開けた。函館市内の百貨店やスーパーでは早速初売りが行われ、正月恒例の「福袋」を目当てに、買い物客がどっと押し寄せた。もちつき大会やキャラクターショーなど子ども向けのイベントも盛りだくさん。年賀状は32年ぶりに2日も配達し、雪の降り積もったマチを、赤い自転車が駆け回った。道南の至る所で新年ならでは、和やかな光景が広がっている。
1、2の両日に初売りが行われたデパートやスーパーには、目当ての福袋を購入しようと、早朝から多くの市民らが詰め掛けた。2日が初売りの丸井今井函館店(函館市本町)は、初売りでは初めて、通常より1時間早めた午前9時に開店。福袋や同日から実施した冬物値下げセールを目当てにした約1000人の買い物客が続々と訪れた。
福袋や、くじ引きの要領で商品を引き当てる「千本引き」も好評だった。ダイエー上磯店(上磯町七重浜)では、昨年に続き今年も千本引きを実施。昨年より3時間早い午後1時には、すべての当たりくじが出て、完売した。
テーオーデパート(函館市梁川町)では、家電製品やブランド品を入れた10万円の福袋を10個用意。「さまざまな年代の方に好評だった」という。
大型スーパーは、子どもを対象にしたもちつき大会やキャラクターショーなど、親子連れをターゲットにしたイベントで客を呼び込んだ。1日に初売りの長崎屋函館店(同市美原)は、1、2両日の午後1時から、子どもを対象にしたちびっこもちつき大会を開催。恒例のイベントだけあり、時間になると多くの家族連れが集まった。ねじり鉢巻きとそろいの法被に身を包んだ子どもたちは、見守る親たちの「それっ」のかけ声に合わせ、懸命にきねを打ち下ろしていた。
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正月恒例の年賀状配達出発式は1日、道南各地の郵便局で行われた。
配達数が道南で最も多い函館北郵便局(函館市美原2、秋葉一清局長)では、秋葉局長がアルバイトを含む配達員を激励。午前8時半、出発の号令で年男の職員2人がくす玉を割ると、配達員250人がバイクや自転車にまたがって、一斉に雪景色のマチへ飛び出した。
同郵便局は元日だけで、6万5000世帯に282万通を届けた。配達数は道内郵便局で上位10番にランクインした。
今年は日本郵政公社のサービス向上の一環で、1973年以来32年ぶりに、2日の配達を再開。「早く届けてほしい」という利用者の要望を受けて、職員の休みを返上した。元日に167万通配った函館中央郵便局(同市新川町、青木進局長)は、2日に17万通を配達したという。(仁科裕章、小泉まや)
提供 - 函館新聞社
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