函館少年刑務所で拘置中の男性首つり自殺
update 2004/12/31 12:55
函館市金堀町の函館少年刑務所(桶作征二所長)で29日、未決拘置中の30代の男性被告が首をつり、自殺していたことが30日、分かった。
同刑務所によると、29日午後3時20分ごろ、男性が収用されていた独居房で、靴下2足を結んでひもをつくり、窓の鉄格子にかけて首をつっているのを巡回中の刑務官が発見。函館市内の病院に運ばれたが、意識不明の状態が続き、30日午前零時35分に死亡した。
男性は傷害の罪で起訴され、11月26日に入所。室内からは「先に天国に行きます」などと書かれた遺書が見つかった。刑務官の巡回は15分に1回で、29日午後3時5分に見回った際には、変わった様子はなかったという。
同刑務所で拘置中の被告、服役中の受刑者が自殺したのは、1984年以来10年ぶり。同刑務所の菊地寿総務部長は「職員の勤務に問題はなかったが、命を預かる施設として申し訳ない。収容者の動静を把握し、二度と起こらないよう努めたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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