新・函館駅前交番建設進む 2月20日完成予定

update 2004/12/30 10:17

 JR函館駅前の土地区画整理事業の一環で、函館西署は「函館駅前交番」を函館北洋ビル(函館市若松町15)横に移転、新築する。同交番の新築は55年ぶり。観光都市にふさわしい近代的な外観で、来年2月20日の完成を目指す。

 同交番の新築は1950年10月1日以来。新駅舎建設に伴い、現在は旧駅舎付近にあった交番を解体し、プレハブを代替使用している。新交番の建設地は市電「函館駅前」電停近くで、今年10月9日に着工した。

 建物はコンクリートブロック造り2階建てで、延べ床面積99平方メートル。総敷地面積は542平方メートルと、旧交番の約3倍となり、来客用の駐車場スペース3台分を確保した。

 建設費用は総額約3200万円。来年2月末に同署員9人が1日3交代制で勤務を始める予定だ。

 市駅前周辺整備事務局によると、外観のコンセプトは「JR函館駅の新駅舎になじむような近代的でシンプルなデザイン」(事業課)。道警函館方面本部との打ち合わせを重ね、コンセプトに沿う形で、交番機能も兼備した。

 建物は白いコンクリートブロックを使用したモダンな造りで、縦長の窓からは自然光が交番内に差し込む。吹き抜けとした1階中央は住民の相談などを受け付ける事務室とし、開放感と居心地の良さを高めた。

 1階奥には警察関係者が会議などに利用するため、コミュニティールームを設置。このほか、女性警察官が勤務しやすいよう、女性用の更衣室やトイレなどを新たに設けるなど、従来に比べ機能面でも充実させた。

 道警函館方面本部は「住民に愛される地域密着型の交番を目指したい」(地域課)と期待を膨らませている。

提供 - 函館新聞社



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