インドネシア・スマトラ島沖地震の影響で函館の旅行会社キャンセル勧めるところも

update 2004/12/29 12:23

　被害が拡大するインドネシア・スマトラ島沖地震で、函館市内の旅行代理店にもキャンセルなどの影響が出ている。２８日現在、道南の旅行者の中で被害は確認されていないが、旅行代理店はツアーの変更やキャンセルを勧めざるを得ない状況だ。

　ＪＴＢ函館支店（同市梁川町）ではキャンセルを勧めている。これまで、被災地を訪れる予定だった予約客がオーストラリアへ行き先を変更するケースが２件、延期が２件あったという。

　ＪＲ北海道プラザ函館本町支店（同市本町）は、地震当日にモルディブ行きを予定していた客が、被災を免れたインドネシアのバリ島に変更。モルディブやタイ南部・プーケット島など被災地のライフラインが復旧するまでは、対象ツアーの受け付けを見合わせるという。

　テーオー旅行センター（同市梁川町）は、被害の多かったプーケット島行き予定の客に変更を勧めている。２９日までは、被災地域へのツアー参加予定者に対し、キャンセル料金を取らない申し込みの取り消しを受け付けている。

提供 - 函館新聞社

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