菜の花プロジェクトがにしん大漁漬商品化
update 2004/12/28 10:16
はこだて菜の花プロジェクト(石塚大代表)はこのほど、自分たちが育てた菜の花を使った商品の第一弾として、「菜の花にしん大漁漬」を開発した。製造・販売は、かねごん食品(函館市入舟町16、奥田誠一郎社長)。数量限定商品として、来年1月から発売を開始する計画。同プロジェクトでは今後も、菜の花を生かした商品を積極的に企画していきたい考えだ。
菜の花を食材として利用した商品の開発は、発足当時からの目標だった。今回は、プロジェクトの発足メンバーである奥田雅章さん(かねごん食品専務)がかかわり、同社の人気商品にメンバーが育てた菜の花を使った。
ニシン、魚卵、ニンジンなどが入った酢の物。同社では通常、中国産の菜の花を使っているが、今回は限定商品として6月に収穫し、塩蔵していた自家製の菜の花を利用。パッケージに「菜の花プロジェクト認定商品」というシールを張り、菜の花の種をつけて発売する計画だ。
同プロジェクトは、昨年2月に発足。同年春からは、同市中野町の畑地で菜の花の栽培に挑戦し、今夏は約200`の菜の葉を収穫している。
商品は今後、年間を通じた安定供給などを模索する一方、第二段としてイカと菜の花の酢の物の発売も計画。このほかにもせっけん、ふりかけ、ドーナツなど、さまざまな商品を開発していきたい考えで、将来的には商品の売上金で活動を維持していきたいという。
また、リサイクルや環境の視点から、菜種油や油かすの活用についても研究を進めている。
「菜の花にしん大漁漬」は500グラム入り。価格は1200円を予定している。問い合わせは同社TEL22・5373。
提供 - 函館新聞社
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