上磯脱線事故で、事故調査委が現地入り
update 2004/12/26 14:24
上磯町茂辺地1のJR江差線で24日、特急「白鳥30号」(8両編成)が乗用車と衝突、脱線した事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調査官2人が25日夕、函館入りし、事故原因の本格的な調査を始めた。運転を見合わせていた同線上磯―木古内間は同日午前6時40分ごろ、約13時間ぶりに開通した。
JR北海道は脱線した車両を油圧ジャッキなどで線路に戻し、列車を同社函館運輸所(函館市海岸町)にけん引。調査委のメンバーやJR社員ら約20人が、3両目の脱線車両(6号車)の車輪を固定する台枠付近を中心に損傷の程度などを調べた。
調査官によると、8両中5両に損傷を確認。先頭車両左前部分に衝突した乗用車は線路横の防護壁にぶつかり、反動でほかの車両にも相次いで激突。3両目は台枠付近の汚物タンクが破損するなど損壊が激しく、衝撃で車輪が脱輪したとみられる。
事故調査委は、列車乗務員らから事故当時の詳しい状況を聴取するほか、26日には現場の「茂辺地道路踏切」付近で検証する予定。
なお、この事故で16本が運休、函館発大阪行きの寝台特急など9本が最大約13時間25分遅れるなど、計約2100人に影響が出た。
提供 - 函館新聞社
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