11月の雇用情勢・0・56倍 8年ぶり高水準
update 2004/12/26 14:22
函館公共職業安定所が24日発表した渡島・桧山管内雇用失業情勢によると、11月の求職者1人に対する求人数を示す月間有効求人倍率は、前年同月比0・10ポイント増の0・56倍と、ほぼ8年ぶりの高水準となった。ただ、パートの割合が高まり、道外就労の増加傾向も顕著。地元での正社員採用を望むニーズにそぐわない状況が続いており、同職安は「改善傾向が続いているが、依然厳しい雇用環境」との見方を崩してはいない。
月間有効求職者数が9157人と同2・1%減少したが、月間有効求人数は5087人と同17・7%増加。有効求人倍率が大幅にアップし、7カ月連続のプラスとなった。
新規では、求職者数が同9・0%増の2295人とプラスだったが、求人数が同32・1%増の2014人と求職者を上回る伸びを見せ、先行指標となる新規有効求人倍率は、同0・16ポイント上昇の0・88倍に達した。
5人以上の求人を出した事業所をみると、事業所数114社、求人数1418人のうち、道外就労が9社163人分を占めた。常用パート求人の割合も同5・1ポイント上昇の35・7%(718人)に上っており、同職安は「有効求人倍率は増加するが、地元・正社員採用は減っていくのでは」とみている。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。