市議会総務常任委／暫定３カ年計画を了承

update 2004/12/25 12:15

　函館市議会の総務常任委員会（阿部善一委員長）が２４日開かれ、次期函館市総合計画までの暫定的な３カ年計画（２００５―０７年度）を了承した。市は計画を一部追加・修正した上で、年明けに公表する。

　同計画案には、０５―０６年度に旧函館西警察署庁舎を「臨海研究所」として整備するなどの「主な施策・事業」として１５８件、継続する主な事業９４件のほか、国や道への要望事業が盛り込まれていた。

　この日は、これら各事業について質疑。「がごめこんぶ等地域特産資源の増大対策」（０５―０７年度）について、委員からは「ガゴメの増養殖は採算性の問題もあり、現地の意向を十分把握した上で推進してほしい」と要望があった。

　ことし２月に市議会に提示した動物園構想が、同計画に盛り込まれていない点について工藤寿樹企画部長は、「財政の問題もあり、水族館も動物園も同じに整備するのは難しい。動物園は水族館が一段落してから整備したい」と述べた。

　市は、これらの議論を踏まえて個々の事業を精査し、新年度予算に反映させていく。（吉良　敦）

提供 - 函館新聞社

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